占星術では、12星座を【火・地・風・水】という4つのグループに分ける考え方があります。
これは、宇宙に存在するものすべてが、四大元素の組み合わせによってできているというこの4つ元素に基づいたものです。
【火の星座】は、火をイメージすることができる特徴を持った星座です。
【地の星座】は、大地をイメージすることができる特徴を持った星座です。
【風の星座】は、風をイメージすることができる特徴を持った星座です。
【水の星座】は、水をイメージすることができる特徴を持った星座です。
火の星座
火は、熱と乾の性質を持った気体よりもさらに軽く微細な状態のもので、外(天空)へ、上へと向かっていきますが、地、風、水と結びつくことによって、火の威力は変わります。
上昇志向の面が特徴として出てきます。
攻めの時は、大胆で勇気ある行動や言動として表されることも多く、新しいことにも臆することなく取り組んでいくことができます。
守りの時は、正義感が強く表れ、何事にも負けないという強い気持ちを持って、果敢に向き合うことができます。
この特性を上手にコーディネートすることで、大胆なチャレンジをしたり、リーダー的立場で統率力を発揮したり、未来志向が引き出す直感力でチャンスを掴んでいくエネルギーを、自らが創り出していきます。
【火】のグループに属するのは、【牡羊座】【獅子座】【射手座】です。
【火】のタイプの人にとっては、日々の生活の中で創造力を駆り立てるようなことがない…というのが、充実感を得られない要因となっていることが多いのです。
そして、もう1つ…「自由」がないと思うこともあります。
理由は
<その1>自分の思い通りにできないとわかると急に熱が冷めてしまう。
<その2>人がどう見ているか…が大事。
<その3>理想が高すぎて、逃れられなくなる。
【火】のコーディネート力は、情熱と感動力です。
それを十分に活用できる環境を創り、勇気や統率力を引き出すためのポジショニングを考えていくとよいでしょう。
地の星座
地は、冷と乾の性質を持った個体で、内(地球の中心)へ、下へと向かって行きますが、火、風、水と結びつくことによって、地の性質や形態が変わります。
安定志向の面が特徴として出てきます。
攻めの時は、安全で安心できる状態を確保することを優先し、しっかりと見極め現状が維持できるように慎重に行動することができます。
守りの時は、防衛心を持って、自分の価値観に合わないことは受け入れない姿勢で、巻き込まれないように努めようとします。
この特性を上手にコーディネートすることで、物事に動じない信頼感を得たり、現実をしっかりと見つめることができたり、計画的、段階的に積み上げていくエネルギーを、自らが創り出していきます。
【地】のグループに属するのは、【牡牛座】【乙女座】【山羊座】です。
【地】のタイプの人にとっては、自分の満足を満たすことができない…というのが、充実感を得られない要因となっていることが多いのです。
そして、もう1つ…「確信」が持てないと感じることもあります。
理由は
<その1>自分のペースが守られていない。
<その2>気になることが改善できない。
<その3>無駄なことが多すぎると感じている。
【地】のコーディネート力は、現実に形にする力と安定力です。
それを十分に活用できる環境を整え、着実に物事を進めて成果につなげていける日常生活を送るとよいでしょう。
風の星座
風は、熱と湿の性質を持った気体で、天空と地上の空間を隙間なく繋いでいく空気の層ですが、火、地、水と結びつくことによって、様々な動きを創り出し見え方も変わります。
繋げて考えようとする面が特徴として出てきます。
攻めの時は、自分の知っている知識や能力を最大限に活用しようとするため、言葉や文字をつかった理論的な方法を取ろうとします。
守りの時は、深く入り込まないポジションを取り、クールに状況を見極め、判断することができるように努めようとします。
この特性を上手にコーディネートすることで、多くの情報を交えながら理性的に導いていったり、人々を惹きつけるコミュニケーション力を発揮したり、発信性のあるセンスが認められるエネルギーを、自らが創り出していきます。
【風】のグループに属するのは、【双子座】【天秤座】【水瓶座】です。
【風】のタイプの人にとっては、閉塞感があって知的生活が満たされていない…というのが、充実感を得られない要因となっていることが多いのです。
そして、もう1つ…「語る」ことができないと考えることもあります。
理由は…
<その1>他者に興味を持ってもらえない。
<その2>理性的な会話のできる環境ではない。
<その3>自分の理念や理想が活かされない。
【風】のコーディネート力は、情報力と知識力です。
それを十分に活用できる環境に変えていくことで、交流の質と幅が広がり躍進へと繋げていくことができるでしょう。
水の星座
水は、冷と湿の性質を持った液体ですが、火、風、地と結びつくことによって、形態に変化がもたらされ、それによって性質も変わります。
気持ちの変化を意識する面が特徴として出てきます。
攻めの時は、人のためにできることをしたいという気持ちが強くなり、心に寄り添い献身的に努めたいと思います。
守りの時は、自分の気持ちを秘めるようになり、一体感や深い絆を得られるようにひたむきさが強くなっていきます。
この性質を上手にコーディネートすることで、人を愛する純粋な気持ちを持つことができたり、感性の豊かさが才能として開花したり、多くの人に潤いを与えるエネルギーを、自らが創り出していきます。
【水】のグループに属するのは、【蟹座】【蠍座】【魚座】です。
【水】のタイプの人にとっては、一人の淋しさや心細さが心に隙間を作っている…というのが、充実感を得られない要因となっていることが多いのです。
そして、もう1つ…「大切な人」の役に立てないと感じることもあります。
理由は…
<その1>お互いの気持ちにズレを感じてしまう。
<その2>本当のところがわからない。
<その3>幸福感が満たされない。
【水】のコーディネート力は、心の豊かさと共感力です。
それを十分に活用できる環境を大切にしていくことで、相手に幸せを与え相手から幸せを与えられ幸せな時間を過ごすことができるでしょう。
☆こちら記事も、参考にご覧ください。