キロンでわかる12星座別の傷と癒し/占星術・ホロスコープ:星占い.net

生まれた時の太陽・月・水星・金星が何座にあったかを調べることができる12星座早見表に加えて、キロン早見表(1960年~2029年対応)をアップしました。

すでに、数名の方がご利用くださっているようですが、キロンを調べると何がわかるの?と思った方もいらっしゃると思うので、今日はキロンについて書きたいと思います。

キロン豆知識

◇天文学的には…

天文学的には、1977年10月18日、チャールズ・トーマス・コワルによって発見された彗星・小惑星遷移天体です。(小惑星として発見されたものの彗星の動きが確認され彗星とされていましたが、その後枯渇したため小惑星となった天体です。)

キロンは、土星と天王星の間の軌道にあり、楕円を描き時折はみ出しながら周回しています。

ケンタウルス族の軌道です。

軌道を一周するのに約50.76年かかります。

また、キロンは やや速度も遅く、頻繁に止まったり後退したように見える動きをしています。
トータルすると、一年のうち5ヶ月 くらいは止まったり後退しています。

ケンタウルス族の軌道にある天体は動きが不安定で、キロンはいつか巨大惑星に飲み込まれてしまうのではないかとも予測されています。

(ケンタウルス族の軌道には、キロンの友人フォルスという天体もあり、私はこの天体にも関心を持っています。今はまだ知識不足で書けるレベルには至りませんが、いつかキロンとともに追加記事が書けたらいいな…と思っています。)

◇ギリシャ神話では…

ギリシャ神話では、ケンタウロス族の一人ケイローンです。ここから名前を付けたと言われています。私はキロンと書いていますが、Chiron(カイロン)、キローン、ケイロンなどいくつかの表記があります。

ケンタウロス族のケイローンは、半人半馬の容姿をしていて、戦士であり、学者(医者)であり、教師であり、ヒーラーであり…本能と知性を併せ持った優れた者で(怪獣)でした。

不死の命を授けられていましたが、ある時、謝って仲間の矢に射られてしまいます。ケイローンは痛みに耐え生きることが辛く死を望みます。不死の命を他者(フォルス)に譲り、死を選び、ゼウスによって天にあげられ星座(射手座)となりました。

ケイローンは、矢に射られた傷を負ったことから、命と向き合うことになりました。

ここに、キロンから引き出したい占星術的解釈があります。

キロンの占星術的解釈

キロンは、【癒しの星】や【生まれた時に記憶された傷を示す星】と表現されることが割と一般的です。

その理由は、医者、ヒーラーであったからですが、ギリシャ神話から考えれば、自らが傷の痛みを知っているから癒すことができるという理解ができます。

生まれた時ケイローンに与えられていた傷は、精神と肉体が一体であることを受け入れることで癒される傷だと考えます。そのために学問を探究し高尚となり、本能(半馬の能力)とともに生きたのだと思います。

ケイローンは、不死の命を授かっていたわけので、射られ傷を負うまでは命と向き合う必要がなかったでしょう。

しかし、生きることの辛さと命を絶つ葛藤によって、生まれた時に負っていた傷と向き合う体験することになったのです。

命と向き合うということは、自意識と無意識に存在する自己との戦いでもあります。普段は知ることのないことに触れる機会が与えられると考えるとわかりやすいでしょうか。

弱気になる、悲しみや苦しみを知る、気づいていなかった感情に触れるなど、内省によって、自分だと思っていた自分が崩され、心の深いところに沈んでいた自分を見せつけられたり、知らされたりすることがあると思います。

私たちは、自覚している世界を通して自分を知っているわけですが、すべてを知っているわけではありません。知らない部分(無意識)に存在する自分というものがあり、そこに存在する自分には、キロンが示す傷があります。

私だけではありませんが、この傷は生まれた時についた傷と解釈していますから、触れられる機会は日常的にあると考えいます。

日常的には、かすめるくらいですから、痛みも感じるか感じないかですが、強く触られたり、叩かれたりした時には、大変な痛みを感じることになります。

これが、心の奥から湧き上がって来る「傷ついた」「裏切られた」「信じられない」「辛い」「悲しい」といった感情を伴う「立ち直れない状態」を自覚させています。

◇生まれた時に傷を負うとは?

生まれる瞬間のことを知っていると言える人は極まれにいると思いますが、知らないという人でも記憶されていると考えてよいでしょう。

生命が誕生する時は、母親は並外れた痛みに耐え、力を振り絞り、生命力を出し切って、本当に大変です。

しかし、誕生する赤ちゃんも命がけ…生命力を出し切って、この世に現れるのです。

羊水に守られていた状態は一変し、呼吸できるところを目指さなければならなくなります。呼吸が出来るようになるまでの時間はそれぞれ異なりますが、境界地帯をもがき抜け出なければなりません。この時の苦しさが記憶されると考えてみてください。何となく【生まれた時に記憶された傷】があるのがわかる気がしませんか?

あの世の前室での記憶が消え、最初の記憶が誕生の時刻まれるのです。

※ 占星術やタロットにも、あの世には前室があるという考え方を取り入れている場合がありますが、あの世の前室で赤ちゃんはお母さんを探しているそうです。どんな理由かは様々ですが、お母さんを選んで出発したのだという記憶を話してくれる子どもたちがいます。(池川明氏「胎内記憶」参照)

◇12星座別の傷と癒しポイント

キロンが位置する星座で、生まれた時に記憶された傷とはどういうものか?を示すことができます。

通常の太陽星座とは異なりますので、キロンの星座を知らない方は、キロン早見表(1960年~2029年対応)で、調べてからご確認ください。

【牡羊座】

自分自身が傷を負ったと記憶されています。焦らず自分の直感を信じて本当の自分見つけ出すことで癒しを得ることができるでしょう。

【牡牛座】

肉体を見失ったことが傷として記憶されています。魂が負った傷は、肉体をメンテナンスすることで癒しを得ることができるでしょう。

【双子座】

呼吸する怖さが傷として記憶されています。呼吸から始まった言葉に偽ることなく、人を傷つけないことで癒しを得ることができるでしょう。

【蟹座】

生まれる時にあふれ出た感情が傷として記憶されます。感情のバランスコントロールを育んでいくことで癒しを得ることができるでしょう。

【獅子座】

自己表現に躊躇したことが傷として記憶されます。自分自身に力をつけて、自分で自分を認めることで癒しを得ることができるでしょう。

【乙女座】

安全への不安が傷として記憶されます。精神を侵されない健全な環境や生活スタイルに順応していくことで癒しを得ることができるでしょう。

【天秤座】

他者の存在に気づいたことが傷として記憶されます。自分と他者とは異なる部分を認め受け入れることで癒しを得ることができるでしょう。

【蠍座】

誕生が死の始まりと知らされた傷が記憶されます。トラウマとなる経験と秘密の部分を受け止めることで癒しを得ることができるでしょう。

【射手座】

宗教体系の熱を受けた傷が記憶されます。宗教が人類と歩んだことを受け入れ、精神の向上に努めることで癒しを得ることができるでしょう。

【山羊座】

実体、実態の責任が傷として記憶されます。責任を果たすためには威厳が必要であることを知ることで癒しを得ることができるでしょう。

【水瓶座】

イメージしていた世界と違ったショックが傷として記憶されます。社会が均衡を保つ知恵を使うことで癒しを得ることができるでしょう。

【魚座】

天(神)から切り離された傷が記憶されます。自己は宇宙の一部であることを日常で感じられることで癒しを得ることができるでしょう。

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キロンという星に初めて触れた方は、あまりピンと来ない記事だったかもしれませんが、人生が間違った方向に向かっている時、修正の機会を与えてくれる星でもあるので、理解していただけるように今後も記事を書いていきます。

『正統西洋占星術大全』(第一刷1995年)でキロンの影響を受ける時が示されています。

この解釈について、どのような影響があるのか…について私見ではありますが、別途記事を書いてみたいと思っています。

キロン早見表(1960年~2029年)

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