2023年の日本 気になるアスペクト:ホロスコープ・占星術/星占い.net

2022年も残すところ1ヶ月半を切りました。

昨年(2022年)投稿した予測では、2022年は2023年からの控えの年として、変化に対応し得る「準備と厳選」というキーワードを出しましたが、皆さんの2022年は、最終的には、どのような一年になりそうですか。

私は、自身の状況も含めて、今日までの2022年を振り返ってみると、コロナをきっかけに、良くも悪くも崩れ始めたという感じです。

世の中を見てみると…

ロシア侵攻ウクライナ戦争、安倍元首相の銃撃事件、エリザベス女王2世のご逝去、複数国大統領の交替、ドル高円安、燃料・物価の高騰、台湾有事への懸念を含む軍事・領土問題、地球温暖化…などなど。国内政治においても大きな変化が起こり、そこから発生した問題が山積という状態です。

世界中が対応に奔走してきた一年、そこから抜け出せない一年という見方ができるように思います。

そして、占星術的にも、2023年に向けて、追い込まれ、緊張は高まって来ていると考えられます。

2023年の様子

恐れず守る。(次の時代が始まる)

2023年の日本国ホロスコープを見ると、決して油断してはならない一年となりそうです。

注目すべきは、世界の主要な国家間の関係の中で、日本の存在が、どのように変化していくか…です。

国家規模の話は、一国民にはどうすることもできないことではあるのですが、駆引きを間違えないように願いつつ、動向は気にしていた方がよいでしょう。

国と国との関係が、どのように変化していくかによって、以下に挙げたすべての事象において、その影響には大きな差が生まれるはずだからです。

地震、災害、戦争、侵略、財政破綻、食糧危機、細菌・ウイルス蔓延、サイバーテロ、ミサイル攻撃、ライフライン停止など。

2023年のホロスコープに現れるアスペクトからは、これらに限らず何が起きても不思議はないと、私は解釈できると思っています。

先に挙げた事象には、すでに兆しが表れているものも多くあります。皆さんも実感していることはあるのではないでしょうか。

ここ4~5年で、これまで隠れていた(隠されていた)様々な問題が明るみになり、日本人として当然であった正義や常識に対して懐疑心が生まれ、秩序が壊れ始めました。

今は、イデオロギーを失ってしまい、彷徨っている日本と言ってもよいかもしれません。

日本は、立て直しが必要であるにもかかわらず、どうすることもできないように見えます。

そんな中でも、よいことも起きます。ただし、それは、今までの試練や努力、堅実で着実な計画の上に起こることです。

新しい時代は、徐々に見えてきています。

私たちは、守るべきものを守り、扉の向こう側へ行かなければなりません。

占星術では、自らの力量や行動で、どうすることもできない場合、天体のエネルギーが働くという考え方がありますが、まさに、2023年には、特に日本に天体のエネルギーが働こうとしていると解釈できるのです。

ホロスコープに示されている要点は、大概として3つあります。

【1つ目の要点】

一年を通して、エネルギーの強い天体の影響を受け続けること。

※エネルギーの強い天体というのは、特に冥王星、海王星、天王星のこと。

【2つ目の要点】

エネルギーの強い天体が、重要スポットおよび天体にコンタクトすること。初めてのコンタクトポジションであること。

【3つ目の要点】

冥王星、土星、木星が、次の星座に移動すること。

 

日本国のホロスコープから、2023年の気になるアスペクトについて解釈してみます。

 

2023年 気になるアスペクト&ポイント

建国時の天体と経過の天体の関係(アスペクト)とポイント(通過点)を見て行きます。

 

※2022年から続くアスペクトも含みます

※建国時:日本国誕生時のホロスコープにおける天体のことです。

※経過:2023年一年間のホロスコープにおける天体のことです。

 

◆経過の冥王星

・経過の冥王星が建国時の月に150度 2021.12/23~2023.1/31

150度は、優先的には読まないケースも多いアスペクトですが、冥王星が建国日時の月とのアスペクトで、すでに長い期間アスペクトを取って来ているということから、その前振りとして日本の内側が崩されて来た最後の時期として取り上げておきます。

・経過の冥王星が 3/24 水瓶座入り(0度)3/25天頂(MC)

冥王星は、2023年は建国日時のホロスコープの天頂(MC)に達すること、建国の太陽が在位する水瓶座へと入ることは、日本国の諸外国からの評価や果たす役割に変化がもたらされると解釈することができます。

築いてきたものは一度壊され、再生へと向かうはずです。

私たちは、協調性の高い国民ですが、国の環境的特性を無視することなく、知的戦略に基づく国力強化を進めるネットワーク化が必要な時期に入るでしょう。

◆経過の海王星

・経過の海王星が建国時の火星に0度 2022.12.17~2024.3.26

2023年の一年間、このアスペクトは続きます。

海王星は、「溶かす」イメージなので、一気に覆すということにはならないのですが、行動を司る火星へのアスペクトですから、成果に繋がらない、思ったように進まない、足をすくわれるなどが重なって、不満や息苦しさから諍いが生じたり、困難や混乱を引き起こし、疲弊していく可能性があります。

・経過の海王星が建国時の月に90度 2023.3.3~2024.5.30

月は、国内の状況を解釈することができます。

国内は、不安定さを増し、今以上に苦しい状況になっていくと考えられるでしょう。

何か間違っている、何とかしなければ…と思う人は増えていきます。

また、外国勢力から騙されていたり、利用されていたことに気づいたりということもありそうです。

◆経過の天王星

・経過の天王星が建国時の土星に90度 2022.4.21~2023.5.9

日本が築いてきた伝統や文化、国民としての誇りというものが壊される可能性が、加速化しそうです。

天王星と土星90度のような厳しいアスペクトは、甚大な事故や事件、戦争など、よからぬ出来事と解釈できるので、2023年の緊張感を高めます。

しかし、よい出来事がまったくないわけではありませんが、先に記述した通り、これまでの積み重ねがあってと言うことであり、よい出来事の発生には痛みや苦渋が伴う可能性があります。

・経過の天王星が建国日の日の出の位置(ASC) 2023.5.12 

日の出の位置は、「出(いずる)」つまり、始まりのポイントです。

このポイントには、今年の9月頃一度最接近しています。大きな変化があり、日本の未来の予測がしやすくなってきた時期ではないでしょうか。(大きな変化例:安倍首相の銃撃事件、内閣改造、コロナ特別措置法成立、エリザベス女王2世のご逝去など)

そして、2023年5月12日には、建国日の日の出の位置と同じ度数になります。この前後は、変革のエネルギーが強くなり、防ぎようのない変化をもたらす時期となるのではないかと考えることができます。

経過の天王星は牡牛座を運行中なので、教科書通り考えれば、地割れや地震も心配です。

・経過の天王星が建国時の太陽と90度 2023.5.30~12.8

建国時の太陽は、日本国そのものを表します。その太陽と経過の天王星が90度という厳しい関係になるということですから、ここからも2023年は、困難を極める試練の年になると予測できます。

私たちにもわかるように、多くの問題が表面化します。今でも言われていますが、金融・財政の破綻が起きても不思議ではありません。(この分野は得意ではないので、細かい説明はできません。)

国民の日本に対する過信は崩れます。形あるものの価値は大きく変わっていくことになると考えます。

・経過の天王星が建国時の天王星に150度 2023.6.4~11.30

建国時の天王星は、天秤座の天王星です。建国時の太陽とは120度の好ましい関係で、独自の学問、科学への発展を促し、理性的で品格を供えた国、中立国として栄えていくと解釈することできます。

そこに、経過の天王星が150度を取るようになります。

この経過の天王星は、牡牛座の天王星なので、現実的に問題となっていることの本質に迫り、改革の手を加えます。

そうなると、これまで保ってきたバランスが崩れることになります。

日本という国が、どうあるべきだったのか?を改めて知ることになるのではないでしょうか。

◆経過の土星

・経過の土星が建国時の太陽と0度 2022.12.5~2023.1.25

経過の土星が、建国時の太陽と0度のアスペクトを取るのは、今年の春に続いて2回目になります。0度は、善悪どちらにも作用するアスペクトではありますが、2023年のように崩される傾向の中では、厳しい現実が突きつけられると考える方が自然です。孤立し、自主自立の壁に直面しそうです。

また、経過の土星は、日の出の位置(ASC)に対して90度を取ります。重大な問題からは逃れることができない、責任を追及されることになるでしょう。

しかし、土星の作用は、現実社会の創り直しには必要不可欠な作用です。前向きに捉えて、日本は尽力の時を迎えると解釈することにします。

・経過の土星が建国時の水星と0度 2023.2.2~4.4 /2023.9.5~12.30

行き詰まりを感じ、良策善策も得られず、何事も上手くいかない時期となりそうです。責任逃れ、罵り合い、思考停止などによって、停滞、停止となることもあるでしょう。

・経過の土星が魚座入り(0度) 2023.3.7

経過の土星は、約2年半余りの間運行していた水瓶座から魚座へと移ります。

流通に関する滞りが深刻化しそうです。部分的には、時代が戻っていくように感じるかもしれません。自然との共生を考えざるを得ない社会へと向かっていきそうです。

物質的欲求からステージは変わり、精神的欲求に対しての充足のために、各種事業は移っていくと考えてよいでしょう。

◆経過の木星

・経過の木星が牡牛座入り 2023.5.17

2022年12月20日に、経過の木星は牡羊座に入るので、前半は牡羊座のエネルギーを受け、5月17日以降、牡牛座のエネルギーを受ける一年となります。

前半は、思いつくままにやれることはやろう…となるでしょう。大胆な手段に出ることも考えれます。

しかし、他のアスペクトの影響下では、上手くいっているように見えているだけということもあるでしょう。

牡牛座に移ってからの経過の木星は、保守的なエネルギーに変わります。金融・財政面でも守りの姿勢を拡大するものと考えますが、社会的混乱を伴うことは想像できます。

あとがき

「2023年の日本:気になるアスペクト&ポイント」について書いてみました。

一年を通して、建国時の天体に対して、強いエネルギーの天体が長い期間アスペクトを取ります。

また、その強いエネルギーの天体である冥王星と天王星は、建国以来、初めて通過するポイントを通過します。

これは、それだけ大きな影響を受け、なおかつ期間が長いので、この強いエネルギーは段取りをつけながら、時にはスピーディーに、実行に移す状況を作り出すことができると考えることができます。

ですから、油断することなく、自ら考え、判断し、選ぶ。なんとなく流されて、後悔するようなことのない一年にすることが大切だと思います。

本来なら、「2023年予測」というタイトルにするべきなのかもしれないのですが、ここ数年の世界の混乱や科学技術の進化、医療の発展などは、私の想像をはるかに超えるもので、とても予測などできるものではありません。

というわけで、「予測」という言葉は使わないことにしましたが、占星術を学び仕事としていた者として、2023年は占星術的にも注意が必要だという情報は投稿しておきたかったので、記事にしました。

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今年も、コメントやお問合せなどくださった皆様、ありがとうございました。

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