2017年10月10日木星が蠍座入りの影響 2018年瞳の奥に映るもの/ホロスコープ:星占い.net

2017年10月10日 22:29 木星が天秤座エリアから蠍座エリアへと移動し、2018年11月8日(22:36ごろ)まで蠍座エリアを運行します。

社会や個人を問わず、占星術では木星が運行する星座の傾向が表れると考えています。

ですから、上記に示した期間については、社会も個人も蠍座らしさを醸し出す、蠍座らしい影響が表れてくるであろうと予測することができるのです。

 

木星が天秤座運行中はどうだったのか?

ちなみに、2016年9月9日~2017年10月9日(実際には10日の22:28まで)の期間、木星は天秤座を運行していましたが、天秤座らしさとしては、正義、知性的な社交性、仲介(調整・バランス)、洗練された芸術や流行といったキーワードを挙げることができます。

実際に起きた出来事を挙げるならば、政治的には北朝鮮に対する制裁、武力行使ではなく頭脳戦の選択、森友・加計学園の計らい(仲介)がありました。

また、知性的な社交性で言えば、知性的ではないものは制裁を受けるということで、豊田議員の暴言や不倫も目立ちました。不倫報道では、許される人と許されない人がくっきりと分かれていたと思うのですが、白黒はっきりさせたい性質と知的釈明ができたかどうかは大きな分かれ目になっていたと思います。

結婚も天秤座らしい現象の一つですので、真子様のご婚約発表は、天秤座に相応しい出来事の一つだったと思います。

洗練された芸術や流行としては、スッキリとしたもの、大人を意識した傾向ではなかったかと思います。

例えば、恵比寿のMiLKs(ミルクス)。ソフトクリームにお酒をかけていただくという発想には、大人、お洒落さ、宣伝効果(流行への意識)が感じられました。

テレビでも、確か「貴族」をイメージ番組やCMがいくつかあったりしましたね。

情報への関心においても、公平性は重要で、法律的視点、道徳的な視点といった知的水準が高めのフィルターを通して、物事を判断していた一年と考えてよいでしょう。

蠍座エリアを運行する木星の動き

各星座のエリアは円360度の12分の1で、30度になります。

その30度のエリアを23度まで進み、そこから一度13度まで戻って、また進み、次の射手座を目指して行きます。

13度~23度の間を3回通ることになります。

2017年12月11日に13度まで進み、最後に23度を抜けるまで約1年かかるということになります。

星座は、占星術用語ではサインという言い方に相当しますが、サインのエネルギーは度数によって異なる作用を与えるという考え方があります。

この考え方(デーカン)に基づくと、中間部分は、試してみたことで、いままでの価値観が大きく変化し、葛藤しながら自分の立て直しを図り、それに必要なエッセンスを取り入れ、自己成長に努めるためにエネルギーを注ぐことが促される期間と考えてよいでしょう。

自分が納得し改められるエネルギーに木星から得られるようになっていくのは、最後に23度を過ぎる2018年10月6日当たりと思って過ごしていくと、必要以上に結果を急ぐことがなくなってよいかもしれませんね。

蠍座運行中はどんな傾向が表れるのか?

他者との関係が観える

蠍座らしさとしては、他者との深い絆が大きなテーマとして挙げられます。

誰とでもいいというわけではない、他者との関係において本気度が試される時でもあります。

広く浅くなんとなくお付き合いしていきたという方は、自分が目指す人生に必要かどうかという判断基準が加わり、他者に対する価値観に大きな変化をもたらすこともあるでしょう。

今まで、気づかなかったことや観えなかったこと、言い換えれば、気づかなかった振り、観えない振りをしていたことが露呈されてくる星模様と言えます。

しっかりと相手を見つめ直すにはよい時、と考えてもよいでしょう。

無意識が意識化される

蠍座を説明するキーワードの一つとして、「沼」が挙げられます。

沼は、滞留している水で、底が見えません。

そこに何が潜んでいるかわからないというところから、自分の深いところに眠っている感情や情緒性、世界、民族、先祖から受け継がれて来たものが沈んでいる無意識が象徴されます。

木星のエネルギーは、拡大、充実、発展です。

囲いを外し、中にあったものを溢れ出させてしまうような現象が、見られるのではないかと考えます。

ふだんは、蓋をしている部分や隠れている部分を目にしなければならないこともあるでしょう。

自分では、見たくなかったことや知りたくなかったことも多いはずです。

しかし、何事もそうですが、良く作用することもあれば、悪く作用することもありますが、蠍座の木星の場合は、自分自身ではできないことへの手助けとして、その出来事を引き起こしていると捉えたいところです。

別離を恐れない傾向が強くなる

蠍座には、思い切りのよい性質が含まれています。

分かりやすい現象としては、心に収めていた感情が一気に爆発する。修復不可能というところまで行ってしまうということが挙げられます。

我慢に我慢を重ねて耐えていたからこその現象で、木星らしい拡大、充実、発展で、通常より広く影響を及ぼすことが考えられます。

地雷を踏む…できれば避けたいところですが、踏まなければならなくなっていることがあるようならば、なるべく平和的に推進できるように、心を労わり過ごすことも心がけましょう。

洞察・探究が強化される

蠍座は、中途半端にしておけない傾向も見せるでしょう。

そこまでやらなくてもいいのに…と感じるくらい、徹底的に行います。

ここに感情が絡むことも多々あり、ルールや秩序では収めきれない、そんなことで片づけてしまっていいのかということを強く主張するような世の中の流れも出来てくるでしょう。

面倒に感じてしまうことも多くなってくるかもしれませんが、辿り着きたい目標や目的は同じであっても、そこに行くためにお互いが抱いている感情や思いは違うこともしばしばですから、紋切型で行くのではなく、しっかりと確かめるプロセスを疎かにしないことが大事です。

深みのある選択が好まれる

蠍座は、単純明快というのがあまり得意ではない性質もあります。

この点から考えると、流行する色彩も原色やパステルのような明るいものよりは、深みのある傾向に向かうと考えます。

表面的な感情やコミュニケーションが軽薄に感じられたり、あまりにもわかりやすい表現には魅力を感じなくなる人たちも増えてくるでしょう。

また、象徴的すぎるもの(キャラクター)も、見たままのものやインスピレーションを刺激されないようなものは流行らないと考えます。

流行るということで1つ加えると、大げさに騒ぐような流行り方ではなく、実は流行っているというような流行らせ方が好まれそうです。

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木星が蠍座へと移動する2017年10月10日~2018年11月8日までの約一年の傾向を予測してみましたが、いかがでしたでしょうか。

天秤座を運行していた時は、「誰とでも」上手くやろうという志向が根本にありましたが、蠍座へ移ると社会も個人も志向が変わり、「必要な人・大切な人」との関係を強くするためにエネルギーを使おうとするようになります。

木星のエネルギーは、拡大・充実・発展ですから、垣根を越えて溢れ出していきます。

相手に自分の気持ちを押し付けすぎたり、何とか自分の思うようにしようとしたりすることもあるくらいの強いパワーになることもあります。

この一年、私たちは、天秤座らしさを届けてくれた木星から「公平性」や「知的な社交性」といった経験させていただいたわけですから、その部分は忘れずに「必要な人・大切な人」とのよりよい関係性を築き、自分らしく生きる人生のステップアップになる一年にしていきたいですね。

 

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