射手座の満月は24年ぶりのスーパームーン皆既月食の影響:占星術・ホロスコープ/星占い.net
5月26日、満月。
今日は5月25日ですが、現在は、月は蠍座の後半を運行中で、明日の午前11時39分ごろ、射手座に入ります。
そして、午後8時13分ごろ、射手座の5度で満月となります。
多くの方が、すでにご存じの通り、今回は今年一番地球に接近し普段より14%大きく見えるスーパームーンかつ皆既月食が起こります。
この2つの現象が重なって起きるのは24年ぶりということで、ぜひ見たいと思っております。
皆既月食の間、太陽の光を地球が遮るので、月は黒っぽい赤色に見えるそうです。
考察1:月の影響
月は、一つの星座内をだいたい2日半くらいで移動し次の星座へと移って行きます。
12星座あるので、27日くらいでひと回りする計算になります。
月のエネルギーは、生命に影響を与えている(バイオリズム)と考えられています。(昔から月の満ち欠けは潮の満ち引きに影響していて、それが生理周期や出産、死などに影響しているという説もあります。)
満月は、月が円で完成された状態なので、成就・成功・完成を導くと考え、何かを始める場合には、満月に向かう期間が向いている傾向があります。例えば、ブログを始める、新しい仕事や活動を始めるなど。
新月は、月が見えない状態なので、喪失・振り出し・終了を導くと考え、何かを手放す場合には、新月に向かう期間が向いている傾向があります。例えば、断捨離、ダイエット、別れなど。
このように月の満ち欠けを意識的に取り入れていく方法は、昔だけではなく、今も広く浸透しています。
また、占星術では、月は心の形成に大きく関わっていると考えています。
12の各星座を移動していきますが、月が入っているその星座の特徴をもった影響を与えます。
ですから、月が射手座の範囲に入っていれば、射手座の特徴をもって影響と考えることができます。
考察2:射手座の満月が示すこと
射手座の満月は、どのようなメッセージを届けようとしているのか?
占星術家によって、色々な受け止め方があると思います。
ここで書かせていただくことは、私が受け止めたメッセージであることをご理解いただき、ご一読いただければと思います。
射手座は、外に向かう性質があり、柔軟性を伴います。これらの性質は、自分を向上させ理想を手に入れたいという熱量に対して効果的に働きます。
自然と視野が広く、探究心が強くなります。様々な体験、高い教養、専門知識を求めます。
寄り道をしたり、まったく違うように見えることにも触れ、様々な角度から物事を見ようとします。
このような射手座の特徴から考えると、今回の射手座の満月が示すことが少しずつ見えてきます。
先に述べたように、満月は、成就、成功、完成の時です。すると、私たちは何かを受け取ることができると考えることができます。
射手座の満月は、
・視野を拡げるように
・もっと違う角度から物事を見るように
・精神を高めて
・自分や身近な人のことだけでなく、地域、日本、世界へと目を向けてみるように
・拘りを解いて、おおらかさを取り戻して
・深刻さが強ければ、少し和らげられるように
・身体を動かし、免疫力を高めて
・社会を、経済を、世界を知るための学びに関心を寄せて
・人は自由であることを忘れないように
・人類の平和を心から願うように
というような自らが動くように、ポジティブに、オープンな姿勢へと促してくれると考えます。
そして、これらのメッセージは、気づきのキッカケや具体的な形を示してくれることもあるでしょう。
それは、突然かもしれませんし、少しずつかもしれません。人によって異なるはずです。
考察3:皆既月食の影響
加えて、今回は皆既月食という現象が伴います。
これは、太陽の光を地球が遮る位置関係となり、月に光が完全に届かない時間帯が生じるということです。この皆既月食となる時間が、午後8時13分~28分ごろとなります。
「月に光が当たらない」この現象伴う今回の満月について、私は、月の効力が失われるとは考えません。
それぞれの意識や価値観がまだ出て来る時ではないけれども、私たちは心に意識を傾け始める、また月は「私(private、personal)」な領域への働きかけをするので、私たちは自分自身の生活や身近なことへの関心がより強くなっていくと考えます。
これによって、迷い、不安、不信、欺瞞(ぎまん)といった複雑に意識が絡み合う感情を経験し、今までと意識や価値観が変わっていく人々が一層増えていくでしょう。
補足として、月は満月を経ると新月へと向かいます。
次回の新月は、6月10日です。
日本では見ることはできませんが、金環日食が起こります。
今度は、太陽の光が遮られるという現象が起きます。金環日食ですから、完全に遮られるということではなく、周囲の光は残る現象になります。
しかしながら、今度は太陽が象徴する「公(public、government、imperial familyなど)」に影響がありそうです。私たち個人の部分については、仕事や人生について考えさせられるキッカケとなる人もいるでしょう。滞りや中止などで立ち行かなくなることが生じる可能性も考えられます。また、一旦立ち止まる経験を通して、今まで見えていなかった部分が見えてきたり、違う見方をするようになるということもあるでしょう。
(月食も日食も、影響する内容は異なったとしても、世界中同じです。)
考察4:新月から満月まで(振り返り)
5月12日から明日26日までの間。
月は、牡牛座で新月となり、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座と移動して、明日射手座で満月となります。
牡牛座の新月は、緊急事態宣言の延長からの不安感、不満足感に苛まれ価値観や信頼感が失われ、自己の幸福を願ったことでしょう。
メディアの情報に敏感に反応したかもしれません。ワクチンを早く打てるようにと密かに願った人もいるかもしれません。(双子座の月:5月12日~15日)
守りに入って様子をみる立場で過ごした人もいたことでしょう。(蟹座の月:5月15日~17日)
誰かが頑張ってくれることを願った人もいるかもしれません。(獅子座の月:5月17日~20日)
細かな情報がわかって来て、批判や批評によって戸惑いを感じた人もいたでしょう。(乙女座の月:5月20~22日)
公平性や道徳性について問われた期間でもあるでしょう。(天秤座の月:5月22日~24日)
真実を知りたいと思っていたり、情報に不信感を持っていたり、生と死を身近なこととして捉え、考え過ぎて深みにはまってしまった人もいたでしょう。(蠍座の月:5月24日~26日)
この間、私たちが考えたことは「価値」についてだったと私は考えます。物事に対する価値、仕事の価値、人の価値、自分の価値、人生の価値など、様々な価値について考えさせられたと思うのですが、自分の経験が基に価値観の見直しを計っていたことでしょう。
自分の経験と言うフィルターがかかっていたので、一定の価値観をただ掘り下げていただけではないかと思われます。
まとめ
射手座の満月は、どのようなメッセージを届けようとしているのか?
自分の価値観に執着した観点からの脱却を図るために、日本、世界へと視野を拡げ、もっと精神性の高い価値観を求めてくことを促します。そのために、多くの情報を自ら手に入れ、自らの向上を図っていくことで、新月~満月の間に廻っていた迷いや不安から抜け出すキッカケを与えてくれることになるでしょう。
そして、殻を破り、他者や社会に流されるのではなく、自分の意識を反映させ動き出すように…と促されるでしょう。
月は、心に働きかけます。
受け止めるかどうかは、自分の気持ち次第ですが、24年ぶりのスーパームーン&皆既月食というロマンある満月です。心を澄ませて、受け止めてみてはいかがでしょうか。
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水瓶座の時代へと私たちの価値観と意識は移り変わっていっています。
すべては流動的です。人の考えも組織の考えもその時々で変わります。
一貫性のない出来事も多くなるでしょう。
ですから、私たちは何事にも柔軟である方がよいでしょう。
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最近、執筆をサボってしまっていました。
しかし、5月12日の新月からの期間は、感染症やワクチン、社会情勢、金融、半導体など、自分の得意としない情報について知りたいという気持ちがあって調べるために多くの時間を費やしました。
その結果、さらに色々なことが見えて来て、これからは、自分の意思、納得の選択、決断がより必要になると実感しています。
協調性を重んじられた時代は移り変わろうとしている…という意識で今を生きようと思っています。