射手座 土星の12星座別影響について:自分らしく生きる/星占い.net
現在、土星は射手座エリアを移動中です。
射手座に入ったのは、2015年9月18日。
2017年12月20日に山羊座に移りますので、あと4ヶ月足らずですが、まだ土星は射手座にあります。
なぜ、あと少しで山羊座に移動してしまう土星について記事を書こうと思ったかというと、私のお客様、受講生、知人、友人、1ハウスが射手座で、土星の影響を受けている方がとても多いことに気がついたからです。
特にここ2ヶ月ほどは、久しくお会いしていない方からご連絡をいただきましたが、やはり1ハウスが射手座で、土星の影響を受けている状態でした。
お会いした方々が、辛い苦しい局面にいるようでしたので、今回は、辛い苦しい局面から抜け出すために、私がアドバイスさせていただいたことの中からピックアップして書いてみます。
【1ハウスが射手座で、土星が移動中】というのは図に表すと次のような状態です。
※土星がどのハウスにあるかどうかは、ホロスコープ無料作成サイトで生年月日と生まれた時間を入れていただくとわかります。
時間がわからない方は、残念ながら無料作成では明確に知ることはできません。
そこで、12星座別に射手座 土星の影響をどのように受け止めればよいかを記事後半に書きますので、そちらを参考にしていただければと思います。
目 次
1ハウスが射手座で、土星が移動中とは…
ASC(アセンダント)というのは、日の出の位置でスタートを意味します。
土星は、抑圧や制限を加えたり、鍛錬する時間を与える星です。
現実にそぐわないことは排除し、必要なことだけを残し専念させる状況へと絞り込んで行きます。
必要な課題に対して厳しく、許すことなく影響を与えることがあります。
自己肯定的なものの見方ばかりを繰り返していた場合には、その誤りを正すために容赦なく困難な状況下に置くこともあります。
現象としては、どんなことが起こりやすいのか。
・高い理想を掲げ、出来ない他者に対して怒りを持つ。
・悪い習慣や癖を過剰化、過激化させる。
・信用、信頼を失い孤立する。
・執着していたものを手放さなければならなくなる。
・何とかしたくても身動きできなくなる。
・精神的に追い詰められる。
・体調を崩す。
・必要なことだけを残し絞り込む。
土星がASC(日の出の位置)を通過することで、すべてを失い、人生の立て直し、自分の創り直しを迫られることも少なくありません。
それが、すべて悪いとは限りません。
手放すこと、別離が必要なこともあります。
しかしながら、この土星のエネルギーをポジティブに受け取ることができるか、ネガティブにしか受け取ることができないかで、この後の人生は大きく変わるものと考えます。
射手座の土星のエネルギーを受け止めるためには、自分の視野を狭めてしまう癖を手放し、精神的に鍛錬をし、さらなる向上を目指す決意が必要になります。
乗り越えなければならない高い壁が目の前に立ちはだかっているようなもので、そう考えるとどのような努力が必要か、多少わかりやすいと思います。
1ハウス 射手座 土星の影響を受け止め活かすために
1ハウスは、「私」という人をどう作り上げていくか…が課題の部屋です。
日々、感情を表現したり、言葉を話したり、仕事をしたりして、「私」という人を皆に表現し伝えています。
見た目も含めて、自分自身が発信した情報で、人は「あなた」という人のイメージを確立していきます。
自分が発信する情報がいかに大切かということがわかると思います。
1ハウス 射手座の土星が移動中ということは、射手座らしい「私」を作り、表現し、伝えている部屋が、土星の影響を受けているとということです。
「私」に対して、抑圧や制限を加えたり、鍛錬する時間を与え、人生での問題を解決しようとしているわけです。
当然、私=自分に厳しい環境や相手が現れ、追い詰められていくような気分になることもあるでしょう。
今までは許されていたことや、誤魔化していたことなども露呈され、信用を失うこともあるかもしれません。
1ハウス 射手座というのは、射手座らしい「私」を作っていこうとしているため、人から見た印象が射手座らしく見えます。
射手座は、大らかで楽観的な性質を持ち、人類皆兄弟ではありませんが、大きな愛で包みたい星座です。
そうするために、視野を広く持ち、高い知識や人間性を持とうとします。
ですから、賢そうに見える人も多いです。
やる気があって、出来る人という印象の人もいます。
しかし、1ハウスが射手座ということは、射手座らしさを醸し出す私を創ろうとしている…ということであって、射手座生まれの人以外は、本来の自分とは異なるはずです。
本当は、そんなことはないのに、外に向けて射手座らしく自己表現している場合もあるということです。
そして、1ハウスに土星が入ってくると、1ハウスの射手座らしく見える自分と、本来の自分とのギャップを埋めるということが必要になることも多いのです。
見られ方と見せ方を一致させていくと考えてもいいでしょう。
大変な鍛錬や努力が必要になるかもしれません。
あるいは、自分に厳しさを課さなければならなくなるかもしれません。
また、自分が無理をしているならば、もう無理をやめるようにも促されることもあるでしょう。
いずれにしても、自己肯定感で乗り越えることはできないと考えて、目の前に差し出された問題に、一つひとつ真摯に対処をすることが何より大事です。
また、現実が明らかにされるために、分離・分裂が起こることも多く、苦しく辛い内省をする時と捉えて、向き合っていく自分づくりをする必要があるということです。
12星座別:射手座 土星とお誕生日星座との関係と影響
♈牡羊座 120度=調和
元来、行動的で気がつけば動いていることが多い分、後から考えて後悔することもあるかもしれませんが、日ごろよりもブレーキを掛けながら進む状況が生まれやすいでしょう。焦る必要はなく様子を見ながら進む時と捉えれば、かえっていい結果もついてきます。
♉牡牛座 150度=緊張と学び
自分のペースで地固めをしたい気質ですが、安心を揺さぶるようなことが増え、さらに慎重になる傾向が生まれやすいでしょう。しかし、安心以外の価値観で考えなければならない時ではありますから、いつもと違う判断や決意も促されそうです。
♊双子座 180度=対立
好奇心旺盛で知識を自分のものにするのが得意ですが、やや時間がかかり、少しだけ知ろうと思っていたはずが、しっかり学ばなければならなくなることもあるでしょう。コミュニケーションにより知性的な配慮を加え、中身のある会話を心がけるとよいです。
♋蟹座 150度=緊張と学び
共感し合えることが支えとなるところがありますが、相手の気持ちを感じていたい、大切な人とは近しい距離感を求めたい傾向が強く出すぎるとかえってギクシャクしそうです。もっと自分を理解してもらうことより相手を受け入れ、感情を抑える訓練をするとよいでしょう。
♌獅子座 120度=調和
創造的なことが好きなので、思いついたアイディアで物事を進めていくことが得意なので、人を楽しませることもできるタイプですが、さらに、実現できるかどうかを重視したプランニング心がけると理想とするものを手に入れられる可能性が高くなります。
♍おとめ座 90度=障害
規則的なリズムやルーティーンワークが、安定した日常生活を送るためには必要で、目の前のことをしっかり見て対処していきたいと考える傾向があるでしょう。しかし、細かい事に拘る傾向が強くなったり、批判的に考え過ぎて心身ともに疲れやすい時です。
♎天秤座 60度=協調
会話上手で社交的なので、交友関係も広がりやすい時期であり、慕われることも多いことでしょう。いつもは、相手との協調のため相手に合わせてしまうことも多いと思いますが、知性的で品格を感じる人たちに絞った交流を充実させ、自分を高めてていくとよい時です。
♏蠍座 30度=結束
本質的には、自分の信念が強く愛情も深いため、限られた人に対して思いが強くなる傾向があるでしょう。しかし、他者の感情を抑え込んだり、他者からの感情を拒むようなコンディションになりやすい傾向も出てきやすい時期ですから、感情に拘り過ぎない方がよい時です。
♐射手座 0度=強化
理想や目的意識を持って生きる向上心のあるタイプですが、なかなか達成感を得ることができないところもあるでしょう。いままでとは頑張り方を変えなければならない、専門性に特化した分野を選択するなど、現実に即したリスタートの時と捉えるとよいです。
♑山羊座 30度=結束
堅実的に物事を進めていくために、必要なものと不必要なものをしっかりと見極められるでしょう。自分のやりたいことは何だったのか、守りたかったものは何かを思い出すような出来事や環境が用意された時には、受け入れることが自身の成長の時となります。
♒水瓶座 60度=協調
本質的には、独創性があり自分らしさを大切にしているところと、他者と認め合いたいと願う考え方ををバランスよく使いこなすために必要な知識を増やすとよいです。社会性を大切にして進めば、描いていた未来をカタチにできる時です。
♓魚座 90度=障害
日頃は、その時々の状況や相手に合わせて、自分を変化させることが得意な気質がありますが、相手に合わせて振る舞っているはずが、なかなか相手の希望に叶わず孤立したり離れなければならなくなったりする時です。自分に優しく、心の清らかさを保つことに力を注ぎましょう。
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今回は、射手座の土星が1ハウスを運行中の場合と、12星座に対する射手座の土星との関係・影響について書いてみました。
土星の影響は、「改める時」を創り出していると、私は考えています。
28年、21年、14年、7年という7年周期で、厳しい課題を与えてくれます。
そう考えると少なくとも7年間を振り返って、自分が棚上げにしてきたこと、他者と上手くいかなかった原因、直した方がよいとわかっている性格、するべき努力…があれば、真摯に向き合うのがよさそうなのです。
そう思ったので、長くなりましたが、こんな記事を書きました。