2017年運勢予測&2016年検証:星占い(占星術:ホロスコープ)で冥王星と木星に注目

463196c61c402ddb3a65ae6f0e16a10c_s 2016年も最後の月を迎えました。

2017年はどのような年になるのか…そろそろ少し気になってきたという方もいらっしゃると思います。

 

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今年は、これまで手を付けることなく見過ごしてきたことが明るみになり、現状が崩壊していくことを暗示するようなスタートでしたが、その通りの波乱に満ちた世相となりました。

2016年は、冥王星が山羊座15度で新年を迎えています。

冥王星は、もともと外からの強力な力で人生に影響を与える役割を果たす星です。

15度という度数は、「倒壊・転機」の度数と言われ、再スタートするために障害となっている事柄を壊し、取り除かなければならない状態を創り出します。

また、山羊座は、大きな組織、地方自治体、政治家、公務員、管理システムなどとの関連事が生じやすい星座です。

12星座別の2017年運勢はこちらをご覧ください。

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冥王星が壊して見せた2016年

 

「冥王星が山羊座15度を運行して始まった新年」が示していたことは、今年注目度が高かった、舛添要一氏の失脚から小池百合子東京都知事の誕生、東京都の豊洲問題、オリンピック&パラリンピック開催場所、予算見直しの問題が、まさに象徴的です。

その他には、天皇陛下の『お気持ち』の公表、18歳選挙権の施行、オバマ大統領の広島訪問、SMAPの解散なども、踏襲を覆す力が働く出来事と考えることができました。

(トランプ大統領の誕生も、2017年、日本には大きく影響を与えていくことになるのではないかと思われます。)

 

乙女座運行中の木星が示した問題

 

冥王星以外の星からの影響として、象徴するような出来事を挙げるならば、次のようなことがありました。

2015年8月12日から2016年9月8日までの間、木星が乙女座を運行していました。

ということで、2016年1月1日は、木星は乙女座にあり、乙女座で始まった一年でした。

木星が運行している星座は、その年の世相の特徴を表しています。

乙女座は、生活に密着した事柄にスポットを当てます。

労働、健康、生活を支えている事柄、行政サービス、食品、経理、医療、ペットなどです。

これらの事柄について、「繰り返し」「修正・修復」をします。

例えば、

・五輪 新国立競技場の見直し

・三井不動産レジデンスが販売した横浜市巨大マンションの杭の問題

・銀行、コンビニ、電機メーカー、飲料メーカー、市町村の名称変更、合併、統合

・マイナンバー制度の施行

・危険ドラッグ、覚せい剤に絡む事件

・血液製剤・ワクチンを化血研が厚生労働省の承認を受けずに40年以上販売

などがあげられるかと思います。

2016年のこのような状況を受けて、2017年はどのような年になっていくのか。

大きな流れを掴んでおきたいと思います。

 

2017年の動向予測

 

一年の流れは、木星を中心に見ていきます。

木星は、1星座を1年で運行するので、その年の世相や傾向を映し出し、「どんな年になるか?」が、捉えやすいという理由があります。

しかし、一年と言えば、1月1日~12月31日で考えるのが普通ですので、これを一年として占星術では、2つの星座にまたがって一年の運勢を考えています。

木星は、2015年8月12日に乙女座に入り、2016年の年初めはそのまま乙女座を運行していました。

そして、2016年の9月9日天秤座へと移りました。

2016年は乙女座から天秤座の特色が示された一年ということになります。

というように、2017年は、年初めから10月9日までは天秤座、10月10日からは蠍座を木星が運行する年となるのです。

2017年は、天秤座から蠍座へと移り変わっていく年として、その年の世相や傾向を考えて、一年の運気や動向を読み解いていきます。

木星が天秤座を運行している期間は、交流の中で社会性を学ぶ、協調や協力するために、公平性や知的交流が活発になります。

そのため、法律やルール改正、婚姻関係、パートナーシップ、交渉事、外交などの分野において適正な関係を充実させる勢いが出てきます。

また、美意識への関心も高まり、洗練された流行の先端である環境が求められるようになります。

ファッションなども上品で優雅な印象が取り入れられるでしょう。

 

このような傾向を受けて、人々の意識も生活第一ではなく、社会感覚を持った秩序、道徳心といった品格への厳格な眼が向けられるようになりそうです。

オリンピック&パラリンピックへ向けての国際的に通用する国民性が築かれていく始まりの年と考えることもできるような気がします。

 

2016年は、隠れていた問題が隠しきれず暴露された一年でもあったと思いますが、2017年は、これらの問題と向き合うことから始まります。

これまでのように、友和的、平和的な立場で無難に進める、第3者的に論じている、というわけには行きません。

TPP協定への参加や自衛隊法改正も少し強引に進められたのは、このような仲介的な立場で取り持たなければという運気が影響したとも考えらえます。

「東京大改革」を小池都知事が掲げたように、日本としても諸外国(特にアメリカ)に対して適正な立場を打ち出していく時と考えることができます。

そのことによって、日本の置かれた環境は大きく変化すると思われますが、世界の新しい動きに飛び込んでいくくらいの覚悟で臨む必要がありそうです。

 

2017年は、パートナーとの関係を見直して、新たな関係性を結び、国家の自立と精神性の向上によって、新たな共同体の確立もあるでしょう。

国民生活においても、家庭、家族の実態に即した改革は、これまでの常識では計れない方針が打ち出されていくのではないかと思われます。

また最近、気になったのは、鳥インフルエンザが流行し多くの鳥が殺処分されていることです。

2017年と同じく、木星が天秤座を運行中の2004年~2005年にかけては、日本で初めて鳥インフルエンザが発見されました。

菌やウィルスが運ばれていくことにあたるかもしれないので、拡大しないことを望みます。

 

2017年3月頃までは、国内外の事情はともに変化と持続のジレンマが続きそうです。

秩序と混乱の間で戸惑い、極端な思考の決断で進められる状況もありそうです。

また、新しい分野の商業環境が加速化しそうです。

壊せるものは壊してはじめて再建、再生の道は開けていくようですが、責任は増大しても、責任を果たすための受け入れや発展は阻まれることが多い兆しです。

 

2017年転換ポイントとなりそうな時期

 

日本としては、新しい年の初め2月4日ごろには、大きな決断もしなければならないかもしれません。

4月下旬になって、やっと一つの決着が着きそうですが、今後の発展、繁栄にむけて、油断は禁物。仕切り直しと考える時期でしょう。

5月下旬から6月下旬には、経済活動における新たな取り組みに向けての動きが出てきそうです。立て直し、成立には、困難が伴い、大きな転換が迫られそうです。(3月頃の流れも改変時期ととれる運気ですが、この流れからは夏に衆議院の解散総選挙と考える方が自然の流れでしょう。)

落ち着き、しっかりとした再スタートが切れるのは9月中旬頃ですが、日本の意識、価値観は大きく変化し、無駄な同調や支援はしなくなるのでないかと思われます。

10月10日には、木星は蠍座へと移動します。

天秤座から蠍座へと木星が移動することで、さらに踏み込んだところの問題が浮き彫りになっていったり、真剣に向き会う相手が絞られていくでしょう。

10月下旬から年末にかけて、日本が活躍を示すチャンスには恵まれそうですが、深い結び付きを持つところまでは困難で、障害や停滞が生じることによって、なかなかすんなりとは行かないようです。

諸外国だけでなく、国内の様々な関係性においても、足をすくい合わないように、公正な判断の目を持って進んでいきたい一年です。

まとめ

 

総合的に見ると、2017年は、まだ残っている問題も明らかにしつつ、有害を許すことなく、適正なバランスに整えていくための一年になりそうです。

また、新しい価値観を受け入れていかなければならないでしょう。

長期的にみれば、日本人が精神的に成長し、国際社会に通用しなければならない人格形成のはじめの一歩と考えることができます。

精神的成長が上手くいかないと、社会の構図から外れたところへ引き込まれて行きかねません。

犯罪の低年齢化(いじめなども含め)や薬物による犯罪、常軌を逸した犯罪、事件、モラルのなさから起きる事件、事故などが、頻発した2016でもありますが、個人の問題で片づけられない社会の構図や法規制の働かない現状などが背景にあり、性急な法の整備が求められています。

個人生活の改善においても、個人の努力の問題ではないと国民も分かってきて、視点はもうすでに法の改正や税金対策、予算措置などへと問題意識は移っています。

 

このような状況からも、来年、2017年は、10月9日までは、木星が天秤座を運行し、天秤座が示す分野(法律やルール改正、婚姻関係、パートナーシップ、交渉事、外交など)に取り組むことになりそうです。

10月10日以降は、交渉しなければならない諸外国へのアプローチや、具体化していかなければならない制度や法律があっても、空回りや解釈上の問題などによる困難は続きそうです。

しかし、これは、東京オリンピック&パラリンピックに向けて、または、東京オリンピック&パラリンピックを終えた後の日本の大きな成長を見据えた、社会に受け入れられる主張や、人格形成に努める初年度という捉え方ができる一年ではないかと考えます。

天秤座の守護神は、ギリシャ神話では、裁判の女神テミス。法と正義の象徴です。

国家のことは、政治にかかわる方々の範疇ですが、個々人としても、国家の選択した環境の中で、モラルの低下や道徳心の欠如に対する変革意識をもって、暮らしの質や品格の向上への助力となる一年になるよう願っています。

次回は、「12星座別:2017年の運気」について書きたいと思っています。

 

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