星占い(占星術/ホロスコープ)::双子さんのホロスコープは、ほぼ同じであっても、生き方に視点を移すと違う読み方ができます。
双子さんは、ほぼ同じホロスコープ
一昨日、親子占星術の記事を書きましたが、今日は双子さんの場合について書いてみたいと思います。
これまでに10組くらい双子の方の鑑定をさせていただいたと思います。
双子さんということは、生まれた時間がほとんど変わらないわけですから、ホロスコープがほとんど同じということです。
だからと言って、双子さんが同じ人生を歩んでいるかと言ったら、そんなことはありませんよね。
私が鑑定をさせていただくとして、ホロスコープしかなかったら、まずは同じ鑑定内容になると思います。
双子さんの占い鑑定はどうする?
兄弟、姉妹の情報が加わっただけでも、少し変わってくるところがあるかもしれません。
まず、親の意識として、上の子と下の子というインプットがなされます。同じようにと思っても…微妙にそうなると思われます。
例え、双子さんの上にご兄弟がいても、同じようですよ。
自然と同じ年齢とわかっていても、接し方や求めるところが微妙に違って来ます。
上の子は、親の理想に沿った生き方をしようと考えます。
下の子は、だいたい上の子が叱られることから学ぶので、要領よく立ち振る舞う方法を学びます。
自分がどのポジションに置かれているかを子どもは理解しようとします。
そして、それらしく生きようとし始めます。
占星術では、10個の星の関係性がどうなっているかで情報を読み解いていきますが、その中でも自己を形成する働きをしている星(太陽・月・水星・金星・火星)を中心に見ていきます。
親に甘えられない子は、多くの人に見せている自分を映し出している太陽の性質を使おうとしているのかもしれません。
いつもわがままを言う子は、親に共感してほしくて自分の本音を見せる月の性質を使おうとしているのかもしれません。
似ているけど違うところ、似ているから同じところを丁寧に見ていく必要があります。
双子さんであっても星の使い方は違う
ここで、まず同じホロスコープであっても、星の使い方が変わって来ます。
例えば、褒められた経験は、もう一度褒められたいという気持ちにさせるので、褒められた時に使っていた星を頻繁に使うようになります。
そして、何度もその星を使っているうちに、どんどん上手になっていきます。
自分にとって、どれを使うのがいいかがわかるのですね。
そうすると、その星の力が鍛えられるので発達します。
また、その星を使えるところを求めるようになります。
このようにして、双子さんであっても自分の生きやすいところを探り始めるのですね。
鑑定をお願いされた場合、私は無理して違うところを探しません。
お話しを伺って、状況がわかった上で、「なぜ、違うのか?」をお話ししています。
もちろん、多少でも時間差があるわけですから、日の出の位置と太陽の関係や、星によっては星座の違いなどの違いがホロスコープで確認できることもあります。
その場合は、それは大事な情報として重視します。
双子さんの場合、「個」の鑑定を求めていらっしゃると思うからです。
ホロスコープは、同じものを示していたとしても、使うのは個人です。
ホロスコープが、どれをどんな風に使わなければならないと命令しているわけではありません。
ホロスコープは…
こんな風に感じられるようにしておいたよ。
こんな能力を持ってるよ。
こんなこと目標にしてみたら?
とは投げかけているだけです。
使うのは、やはりその人自身です。
人には意志(意思)が与えられていますから。
外からの情報が異なって、受け取るものが異なって、少しずつ個が出来上がっていくのです。
双子さんの場合も、それは同じこと。
だから、私はたくさんお話しを聴いて、一緒に紐解いていくことを主軸にして鑑定をしています。