水瓶座土星の影響とアドバイス(12星座別):占星術ホロスコープ/星占い.net

2020年3月22日、山羊座を運行中だった♄土星が水瓶座に移りました。

(※山羊座の運行期間は、2017年12月20日~2020年3月21日まで。水瓶座の運行期間は2020年3月22日~2023年3月7日まで。)

土星は、上記の通り、順行と逆行を数回繰り返して、2年~2年半くらいの期間をかけて移動します。(順行=前進 逆行=後退 しかし実際の動きではなく、そのように見えるということ。また、逆行の期間は星の働きが弱いとも考える向きがある。)

どのような動きをするのか、下図に示します。

1.図で見る土星の動き
(水瓶座の運行期間は2020年3月22日~2023年3月7日まで )

2020年水瓶座を運行する土星の動き

【土星が水瓶座を運行する期間】

①2020年3月22日 水瓶座0度(カスプ) 水瓶座に初めて入った日

②2020年7月2日 水瓶座1度 順行から逆行へ

③2020年9月29日 山羊座25度 逆行から順行へ 12月17日水瓶座へ再度入る日

④2021年5月23日 水瓶座13度 順行から逆行へ 

⑤2021年10月11日 水瓶座6度 逆行から順行へ

⑥2022年6月5日 水瓶座25度 順行から逆行へ

⑦2022年10月23日 水瓶座18度 逆行から順行へ

⑧2023年3月7日 魚座0度(カスプ) 初めて魚座に入る日

これは、運行している星座が示す分野やテーマにおける問題と、2年~2年半の期間をかけて向き合うことを意味しています。つまり、2020年3月22日~2023年3月6日までは水瓶座が示す分野やテーマと向き合うことになります。

2.水瓶座が示す分野やテーマ

ここでは、キーワードとなる意味’(象意)の一例を挙げておきます。

独創性(オリジナリティ) 自己他者尊重 情報ネットワーク 抵抗 

改革 変革 リニューアル 博愛精神 平等 集団化 科学的進歩的知性

同じ方向性を持った人と特別に関わる

ゆるぎない論理、思想を持つ

常識に捉われない

差別を許さない

時代、流行に迎合しない

壮大な視野を持つ

参考:占星術:12星座について

3.土星はどう向き合わせるか?

水瓶座が示す分野やテーマに対して、土星は現実を突きつけます。

水瓶座に入る3月22日より前は、2017年12月20日から山羊座を運行していました。この期間には、隠されていた屋台骨の弱さや偽りが表面化して行きました。スポーツ団体、芸能事務所、政治的には公文書隠し、モリカケ問題、サクラなどが思い出されるかと思います。これらのことで、沈められていたことが浮上し、信頼を失い、存続が危ぶまれる状況に追い込まれたことは間違いないでしょう。

そして、水瓶座に入り運行を始めた土星が突きつける現実、言わずもがな「コロナウィルス」によって示されることとなってしまいました。

占星術をある程度学んでいる者であれば、「人類はこれ以上調子に乗ってはいけない、必ず大きな力が働く」ということはわかっていました。

しかし、それがどんな力なのかについては、具体的に述べられる者は少なかったと思います。私自身は、天災、人災、震災の順で考えていましたし、人災は化学兵器や原発が引き起こす大事くらいしかイメージできず、違う…ではなんだろう、どんなことが考えられるだろう…と、ずっと頭の片隅にありながら、ホロスコープを見ていました。

コロナウィルスが全世界を飲み込んでいくに従って、人間の愚かさが炙り出されています。大丈夫だと思っていたことがそうではない、いくつもの信頼や安心が崩れていく現実を突きつけられています。

水瓶座を運行中の土星は、これらの現実に対して、もう黙っている時ではない、今までの状況が変わることなど恐れずに前進する道しかないことをますます強く知らしめていくでしょう。

社会的なことを書きすぎました。ここからは、個人が水瓶座を運行中の土星の影響(エネルギー)をどのように活かしていけばよいのかについて書きたいと思います。

4.12星座別:水瓶座土星の影響とアドバイス

水瓶座♄土星の影響(エネルギー)をどのように活用していけばよいのか、12星座別に示した上で、よりよい活かし方についてです。

【♈牡羊座】

直観的、衝動的な気質を持つ牡羊座の方々にとっては、ストップをかけられているような気持ちになります。水瓶座の土星は、冷静さや知性的であることを促し、思ったことを実現させる方向で働きかけます。やりたかったことへの情熱を絶やすことなく、忍耐強く継続していけるように、自分に対して実効性の高いルールを課して取り組んでいくとよいでしょう。

【♉牡牛座】

安心できて安定的な環境を求める牡牛座の方々にとっては、取捨選択することを求められます。水瓶座の土星は、実現可能な斬新さ、改革の必要性を促し、必要ないものを手放さなければならなくなるような働きかけをします。不本意なことや苦手な環境へと引きずられないように、自分のペースを保ち、欲求を抑え気味に過ごしていくとよいでしょう。

【♊双子座】

好奇心旺盛で新しいことへの関心が高い双子座の方々は、限定的な興味、思考の傾向が出てきます。水瓶座の土星は、軽快な動きが取りにくくなったり、考え方も極端になりがちな働きかけをします。学びや他者との関係など、何事にも興味の赴くままに関わっていくのではなく、社会的に受け入れやすい会話や態度を心がけていくとよいでしょう。

【♋蟹座】

感受性が強く他者との共感を大事にする蟹座の方々は、身近な人とそうではない人の区別がより強く働きます。水瓶座の土星は、現実をクールに見つめ判断するよう求めるため、感情的に受け入れずイライラする傾向に促されます。あまり守りに入り過ぎず、他者の気持ちをよく聴き、一旦受け止める母のような気持ちを、さらに育てていけるとよいでしょう。

【♌獅子座】

創造力に優れ、非日常的志向を好む獅子座の方々は、自分の考えていることに固執し過ぎる傾向が出てきます。水瓶座の土星は、独創性を重視するため、他者とは違った考え方やアイディアを実現するように働きかけます。他者と考えや意見が異なる場合には、頑固にならず柔軟性を忘れないで対応することが、自らのプライドを傷つけない良策でしょう。

【♍乙女座】

細かいことに気がつき、ナイーブな乙女座の方々は、極端な拘りを持った批評家的傾向が強くなってきます。水瓶座の土星は、自分と他者は別であることを強調し、臨機応変に考えることや、平等な立場で物事を判断するように求めます。自分の意見を述べる前に、観察眼の鋭さを活かして、一歩引いて何か役に立てることはないか…と考えてみるとよいでしょう。

【♎天秤座】

社交的で上品な雰囲気を大切にする天秤座の方々は、自分の考えや正義感で推し進めようとする傾向が出てきます。水瓶座の土星は、独断で状況を変えようと強行にし過ぎて理解を得ることができず、孤独の道へと進ませるような働きをします。公平性や客観性で判断し過ぎないように、いつもより厳しさは控えめにして優しい態度を心がけるとよいでしょう。

【♏蠍座】

他者との関係性を深く受け止め向き合おうとする蠍座の方々は、他者との関係を抑圧的に感じたり、自分を殻に閉じ込めたりします。水瓶座の土星は、心と心を結ぶことを苦手とし、論理的思考が強く持論を曲げないような働きをします。あまり深読みせず、自分の気持ちを抑え込まないようにする方が、より他者との関係を深めていくことができるでしょう。

【♐射手座】

信仰や教養に対する向上心と探究心が強い射手座の方々は、学歴や博識者へのコンプレックスを感じる傾向が出てきます。水瓶座の土星は、反骨的、革命的思考で物事を捉え、現実に何かを起こすことに拘る働きをします。広い視野を保ち、長期的視点を持って研究し、さらなる自信をつける時期と捉え、理想に向かってトライしていくとよいでしょう。

【♑山羊座】

堅実でじっくりと物事に取り組んでいく山羊座の方々は、不安や不信があるものの新しいことを受け入れようとする傾向が出てきます。水瓶座の土星は、独自性を重んじ、奇抜な方法で無理やり変えようとする働きをします。より一層の成果を手にするためには、慎重になり過ぎず、変革を恐れず、改め積み上げていくようにするとよいでしょう。

【♒水瓶座】

人と同じでは納得できないオリジナリティにあふれる水瓶座の方々は、さらに自分らしさを重んじる傾向が出てきます。水瓶座の土星は、他者への関心が低く、理解されなくても構わないという強気の態度を促す働きをします。破天荒になりすぎたり、誇示しすぎることのないように、一般的な考えを意識しながら個性を活かすとよいでしょう。

【♓魚座】

他者を思いやり、献身的な優しさをもつ魚座の方々は、気持ちブレーキをかけられているような傾向が出てきます。水瓶座の土星は、論理的思考で押さえつけようとするため、抑圧的で不自由さを感じさせる働きをします。孤立することのないように、共感できる人との時間を共有できる工夫と、日常を忘れて楽しむひと時を大切にするとよいでしょう。

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あとがき

12星座別に、水瓶座♄土星の影響とワンポイントアドバイスを書きましたが、土星は「現実化」するエネルギーを持った星ですので、12星座それぞれ異なる影響を受けたとしても、不要な物・事を手放し、必要な物・事を残すための機会を与えてくれることに変わりはありません。

今、できなくなってしまったこと、関りのなくなってしまったものは、これからの人生に不必要なことなのかもしれません。また、必要であったとしても休止、停止してしまったということは、再スタートさせるにあたって、今準備しなければならない物・事があるということです。それは、多くの場合、資金づくり、生活スタイルの見直し、健康維持、知識・資格の向上や獲得、訓練、鍛錬の期間として与えられています。

縦社会は終わり、横社会が始まっています。

自分が見直さなければならないことに目を向け、考える期間とするとよいでしょう。

2023年3月6日までの3年弱の期間を長いと考えるか、短いと考えるか…。コロナウィルスの感染拡大、パンデミックとなってしまったこの状況から考えれば、きっと、これまでとは全く異なる世界になっていくのだと思います。

私たち人類が向かうべき方向を見失うことなく、個々にとって本当に必要なことに気づき、宇宙の一員、地球の一員、世界の一員、住むコミュニティの一員として、共に人間の責務、大人の責務を果たせるように更なる成長をして参りましょう。

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