目 次
太陽と天王星のアスペクト(角度・関係)
☉太陽を主体にした解釈例
*太陽×天王星のソフトアスペクト*
人生に協力的なアスペクトなので、準備が整ったことを知らせる合図のように、よりよい変化が人生に訪れます。また、考え方の偏りを改善しながら歩む人生になる傾向があります。
新しい物事や変わった物事への偏見や反発が少ないので、人を拒まず受け入れ発展的な人生を歩むでしょう。そのため、他者との繋がりが活動の幅を広げていくことが人生の基軸にもなります。
*太陽×のハードアスペクト*
変化を求める人生になります。常に斬新さを求め、人と違ったことを人生に取り込もうとする傾向があります。反発したり、持論を展開したりすることもあり、他者とのいざこざが起こりやすいです。
自分が目指したい方向があっても、変更を求められ、一貫して継続していくことができない葛藤があります。このことによって、達成感が得られず、社会に対する不満が多い人生傾向と考えることもできます。
常に変化や変革が求められているような人生です。そのため、常に人と違った考え方や行動を取ろうとするので、多くの人とは異なる人生を選びやすいという傾向があります。
独立心が強く、個人としての生き様が重要な人生になります。自分の力で生きていると感じられるような環境や会社に身を置きます。それが極端に出る場合もあり、波乱万丈の人生になりやすい傾向です。
♅天王星を主体にした解釈例
天王星は、1781年に発見された天体です。肉眼では惑星として断定することができなかったことから、望遠鏡が創られて確認することができた天体です。そのため、天王星は、古典占星術では使われていない天体です。(これ以降発見された海王星、冥王星も同様です。)
天王星の姿は、薄い青(水色)で、凹凸がほとんど見られません。その姿を象徴するように、占星術の解釈には「クール・冷静」という意味合いがキーワードの一つに含まれています。
天王星が私たちに送っているエネルギーは、変化を起こさせようとするものです。
私たちは何となく続けていることや自分の意思や判断で「やめる」と言い出せない、決断できないことがあります。
私たちが歩んでいる道や思考が誤りであることに気づけない時、しびれを切らして変化を起こさせます。都合の良い変化の場合も都合の悪い変化の場合もありますが、いずれの場合であっても、天王星はスピード感を持って影響が出て来るのが特徴です。
・古いものを新しく
・環境や周囲の状況の変化
・思考が一変
そして、先述したように「クール・冷静」ですから、感情に配慮したり、感覚を優先させたりすることはなく、ある意味潔く、ある意味理不尽と感じるような現れ方をします。
しかし、時と空間(環境)は常に動いているので、私たちもそれに従った動きをしなければ生きにくくなってしまうことは想像できると思います。
天王星は、時と空間(環境)に後れを取っていることを教えてくれるエネルギーとも言えるでしょう。
その教えの中には、必ず知恵とすべきことが含まれていると私は考えています。
身の回りの著しい変化を感じたり、事として現れたりした時には、見切る時と捉えてみるとよいでしょう。
*天王星×太陽のソフトアスペクト*
誰もが普通と受け入れていることに対して、何か新しいアイディアを加えようと前向きな発信をします。自覚があったり意図的ではなかったとしても、個性的で賢いという印象を持たれやすいでしょう。
さわやかな印象の振る舞いで、好感を持たれるでしょう。細かいことを指摘したり、人のすることにこだわることもないので、交流関係も順調であることの方が多いでしょう。
*天王星×太陽のハードアスペクト*
考えが変わりやすかったり、突発的な行動を取りやすい傾向があり、他者から理解されにくい傾向があります。自分の考えをしっかりと持っていることで頑固な印象を与えることもあるでしょう。
自分に自信が持てなくなるような経験が多くなります。納得ができず、知的成長を求め、知識を得ることに翻弄されることもあります。また、上手に主張できないタイプでもあるでしょう。
社会の枠組みをあまり意識していないので、自分の考えに従って行動するでしょう。周りを見ず突っ走ってしまうと、逸脱していってしまう恐れもあります。真逆の考えや態度を取って、自己防衛することもあるでしょう。
知的好奇心が強く、自力で情報を得ることに努めます。未来志向で、新しいことが生み出せるのならば、現状を突破することを考え実行します。社会への反発が強く主張しすぎるケースもありますが、冷静に全体を把握した妙案を打ち出し、一目置かれることもあるでしょう。
また、実際には、木星、土星、天王星、海王星、冥王星は、おのおのの天体を主体としてアスペクトを読むことはあまりありませんが、鑑定での言い回しとして、これらを主体にした言い方の方が受け止めらてもらいやすいこともあるので、太陽と月については解釈例を書いています。