親子って成長のためにある?…/占星術・ホロスコープ:星占い.net
私は、子どもとしても、親としても、悲しい?淋しい?苦しい?経験をしています。
今回は、子どもの立場の記事です。
本当に辛い経験をしている人と比べたら、大したことではないと思うのですが、問題というのは、他者と比較することではないと思うので、経験の一つを書きたいと思います。ご了承ください。
私は、「親の言う通りにしていれば間違いない」と言われて育ちました。
この言葉が、私には「両親は神様の遣い」というインプットになりました。
それは、我が家が神道だからです。
そして、30を過ぎるまでは、心から両親を尊敬し育つことのできる関係でした。
しかし、両親はストーカーのように、私の言葉じりから行動を予測し尾行したり、私の知らないところで友人に接触したり…それはつい7年前くらいまで続いていました。
このような両親が営む家庭なので、子どもの頃から、成長とともに、小さな違和感を感じながら…それは積み重なって行っていました。
昭和一桁の両親ですから、「男を立てて三歩下がって」という考えがあって、女の子は男の子のように出来るようになる必要はない…つまり、あまり期待されていませんでした。父は、母のことも下に見ていました。また、母も父に使えていました。(誤解があってはいけないので…教育はきちんと大学まで受けさせてくれました。嫁ぎ先のことを考えてでしょうけれど。(笑))
色々とありましたが、一大事件は約20年前。
父が癌になりました。(再発は何度か繰り返していますが、まだ健在です。)
気弱になっていた父は、弟夫婦との同居を決め、家を建て直すことになりました。
その件で、父母、弟夫婦から、私は突然呼び出され「明日、建築の契約です。ついては財産を放棄してもらいたい。」と言われました。
もちろん、ビックリしましたが、財産が欲しいと思ったこともないので、了解しました。
ところが、その約10年後、両親から「財産を放棄したという証拠を残しておきたいので、家裁にかけたい。」との話がありました。
私を信用できないのかな…と本当に悲しい気持ちになりました。
私は、母に遺産を残してくれるかどうかだけが気になっていたので、それを条件にし了解しました。
この時、両親とも、弟夫婦とも、縁を切りたいと思うくらい辛い気持ちでしたが、両親はどんどん年老いていくのだし、私ももう少しで50、大人げないかなと思い、嫌々ながらでも絶縁することはせず、両親とは2ヶ月に一度くらいは食事をともにしています。
ところが、2ヶ月ほど前、母から電話があり、「お父さんが、嫁(義妹)が通院の手伝いをしてくれて助かっているので、財産分与の比率を変えたいと言っている。母の分を嫁に与えたいがいいか?」と言われたとのこと、母は「好きなようにしてください。」と言ったというのです。
私が、10年前に家裁の裁判に応じ了解した内容を覆すという話なのです。
私が、あの時、了解したのは「母には相続される分がある」ことが含まれていたからなのに、それがなくなる。それは、ダメ!と思いました。
母に「家裁の話が違ってきますよね。10年前に、父が生前にきちんとしておきたいということで裁判して、色々あった結果兄弟仲が悪くなって、稼ぎの少ない私には世話になるつもりはないからと疎外し…私は10年苦しんだのに…今変えるなら、10年前にやる必要あったのですか?」と言ってしまったのです。
このことで、両親はハッとしたらしく…自分たちがしてきたことが間違っていたという気持ちになったのか、「悪いことをした」と言ってくれました。
私はとても嬉しかったです。信頼関係が取り戻せるかもしれない…両親がこの世を去る前に良い関係に戻れるのかもしれないと期待しました。
しかし、それはすぐに泡と化しました。
私に対してストーカー気質だった両親なのに、距離を取り始めました。
私が、グーの根も出ないことを言ってしまった結果なのでしょう。
親の威厳をかざして来た両親のプライドを傷つけられたのかもしれません。
結局、私は両親とは距離を縮められない関係のまま、この人生を生きることになりそうです。
昔、アメブロで数回にわたり記事を書いたのですが、海王星IC(4ハウスカスプ)。
子どもころから、家族を外から見ている感覚がありました。温かく育ててもらったとは思うのですが、一員と感じることができない感覚…常にあり、一員になろうと努力していた気がします。
このような両親との関係性はとても悲しいのですが、誰が悪い訳でもない…。
私の今世の魂には、本当の慈悲の心を知り、鍛え、育てる課題が与えられているのだろう…と、占星術的には解釈しています。
8ハウスカスプに木星とキロン。
4ハウスに月。
いつも、誰にでも求められれば、とことん尽くしてしまい、自分を傷つけてしまう…。
家族や近しい縁が出来た人々は、私に人生の課題を与えます。