(♑)山羊座の地は、山岳地に例えられます。
高低差のある山岳地は、その雄姿が堂々としていて、天に近い場所という未知の魅力も含み、頂上から見下ろす地上の景色を想像し、その雄大さと融合したいという欲求を駆り立てます。
しかし、遠くから見ているだけではわからない険しさと厳しさがそこにはあります。
そのことを、つい忘れてしまい、木々の色彩や雪化粧が施されていれば、その美しい姿に騙されそうになることもしばしばです。私たち人間には、はかり知ることのできない恐ろしい世界も存在しているのです。
山岳地は、天からの恵みである水の調整役を果たしています。天が降らせた雨や雪が、山岳地を流れ高いところから低いところへと向かう川を創り、平地へと水を送り、人々の生活を支えます。高低差があることによって流れが生まれ、山岳地から川へと流れ、海までの水の循環構造を創り出しています。この水の循環構造は、個人や限られた人たちのためではなく、その地域社会に必要な基盤として大きな役割を果たしているのです。
山羊座の人たちは、社会構造の中で、自分の責任を果たすことを重要視しています。頑張っただけではなく、それが結果に繋がらなければ認めることはできません。ですから、結果に結びつく仕組みの中で、確実に結果に繋げようと、慎重かつしっかりとした計画を立てて活動するのです。