◎ 無意識から感情の高揚と快感を引き出す
point:夢と理想への架け橋/信念に従う
はじめは、自分自身の中の攻めて生きてきたエネルギーと、それを受け止め溶け込ませようとするエネルギーが葛藤を生むことも少なくありません。
日々の暮らしの中でも自然が身近に感じられたり、振り返り記憶と結びつく内省の時間がより与えれることになるでしょう。
海王星のエネルギーによって溶かされた心の深いところから引き揚げて来る記憶は、新たな幸せを創ることもあれば、新たな後悔を創ることもあります。この記憶との接触を日々の生活で繰り返しながら、断捨離をするように、記憶の中の自分を褒め、自分を許し、一つずつ手放していくことになる時期であると考えます。
そして、日々蘇って来る記憶は、いつしか無意識の中に沈んでいた信念に触れるキッカケとなることもあるでしょう。
また、描いた夢や理想は、自分の人生で掴むことができたものもあれば、掴むに至っていないものもあるでしょう。
たとえ、後悔がたくさんあったとしても、多くの人が自分自身を苦しみから救うことを望み、責めることから離れていかなければと思う段階に進みます。
・自分を緩めます。解いていきます。
・身を任せ、漂うことを恐れません。
こうして、労働が中心の生活から離れていくに従って、無意識の中の感性が働きを増して、自分の中に拡がる小宇宙の感覚を取り戻していくのだろうと私は考えています。
この段階は、いずれ死を迎える私たちが、必要以上に死を恐れない、痛みや苦しみも恐れないように、宇宙(神)が与えてくれた「麻痺の時間」ではないかとも考えます。
とは言え、寿命も延びて、90歳を超えてもしっかりとしていらっしゃる方もたくさんいますので、「麻痺の時間」と言っても、その加減の個人差は大きいと思います。
社会からの解放…許しの時間…精神的充実の期間…という考え方もできます。