オズの魔法使い(支配星:№0天王星/№21土星)
№0 脳みそのないかかし(・・・)
(スターダストのようなキラキラ感のある)威力のある竜巻
~(シャボン玉の中みたいな)真空に一瞬なる
カンザスで、叔父さん、叔母さんと幸せに暮らしていた少女ドロシーは、ある日、巨大な竜巻に巻き込まれ、遠い国へと飛ばされてしまいました。カンザスに帰るためには、願いを叶えてくれるオズ大王にお願いするしかありません。
ドロシーは、脳みそのないかかし、冷たいブリキでできたハートのない木こり、臆病なライオンとともに、オズ大王の住むエメラルドの国を目指すことになりました。
なぜなら、みんなも自分に足りないものを手に入れるために、オズ大王に会いたいと言ったからです。
№21 グリンダ 南の国の善い魔女
しかし、この旅は、思っていた以上に大変な旅でした。
4人は多くの困難を乗り越え、オズ大王に会うことができて、かかしは脳みそ、ブリキの木こりは温かい心、ライオンは勇気を手に入れました。
ところが、ドロシーがカンザスに帰るためには、いままで一度入ったら、誰も抜け出ることができなかった砂漠を越えなければならないというのです。
そのため、ドロシーたちは、エメラルドの国を後にして、最後に善い魔女グリンダの住む南の国へと急いだのです。
グリンダは、勇敢な4人を讃え、やさしく迎えてくれました。
「グリンダ、おじさんおばさんが心配しているわ。困っているわ。私、カンザスへ帰りたいの。」
「ドロシー、あなたは、その銀の靴のかかとを3回鳴らすのです。カンザスに帰れますよ。」
「かかしさん、ドロシーがカンザスに帰ってしまったら、あなたはどうするつもり?」
「僕は、エメラルドの国へ戻って、オズのかわりに国王になります。」
「ブリキの木こりさん、ドロシーがカンザスに帰ってしまったら、あなたはどうするつもり?」
「私は、ウィンキーたちのところに戻って、悪い魔女を退治した西の国を治めます。」
「ライオンさん、ドロシーがカンザスに帰ってしまったら、あなたはどうするつもり?」
「私は、みんなが私を王様にしてくれた大きな森に戻って、みんなを守る王になります。」
「あなたたちは、お互いを思いやり、心を一つにして、よく、たくさんの困難を乗り越えて、ここまでやってきましたね。
さぁ、ここからは、一人ひとり自分の意志で決めた道を進んでいきなさい。大丈夫…
この別れは、悲しい別れではありませんよ。もう、あなたたちには、それがわかりますね…」