「靴に住むお婆さん」(支配星:金星)

設定 豊かな自然の恵みがこの地球にあることを…海を渡ったことで知った…無意識から途切れることなく創り出される記憶が、回想されていく。
お婆さん
(年齢24歳くらい:女性)
まだ少女らしさを覚えている。
(品よく優しく)
私の愛する子どもたちぃー!
そんなに動き回らなくても
そんなに幸せを表さなくても
だいじょーぶよぉ~

お靴のおうちに戻っておいでぇ。

お婆さん2
(年齢40歳くらい:母性)
お婆さんの心の声
私の愛が、たくさんの子どもとなった。
私が感じる幸せが、豊かな感覚となって子どもに宿った。

大地が、私にいつも教えてくれるのです。
私が大地と繋がっていることを…
だから、
何も心配することはない、
感じるままに生きればよいと…

だから、愛が生まれるのだと…

大地は、私を、いつもこうして支えてくれているのです。

お婆さん 私の名前は、お婆さん。
誰が決めたか…「old woman」
子だくさんだからに違いない。(幸せそうな微笑)

お靴のおうちは素敵だけれど、忙しい。
毎日…まーいにち忙しい!
てんてこ舞いよ!

(とにかく楽しそうに)
ほらほら、早くしてぇ。
日が暮れる前に、すべて終わらせなくちゃならないの。
おにいちゃん、そっちをお願いね。
小さい組の子どもたちぃ、おねえちゃんたちの言うことを聞いてぇ。

待って、待って…
それは違うわ。
もっと、きれいに創らなきゃ!
あーあ…
もう~気分が悪くなりそうよ…ふぅ…

お婆さん2 こんなふうにして、
毎日…
オールドウーマンは、慌ただしさの中から、幸せを創り出しているのです。

子どもたちが愛を感じ成長するために…

子どもたちに味を教え、
子どもたちに躍動感を与え、
子どもたちの創造力に気づかせ、
子どもたちに言葉を授け、
子どもたちに耳を傾けさせる。

子どもたちは、
一人ひとり、まったく違う幸せを感じ取っている。

オールドウーマンは、
愛の星:金星のエネルギーで溢れる大地と同じ。

子どもたちが、
さまざまな芽を出し、育っていってくれることを願っているのです。

お婆さん 日が暮れたよぉ~
早く戻っておいでぇ。
一人一杯スープを飲んで♪

今日もそれだけよぉ…パンもないわ。

だけど、今日という日が終わるわよ。
てんてこ舞いの今日という日が終わるのよ。

さーさー
さっさっと、ベッドへお入りね。
とっても急いで、お入りね。

ほーら、
今日という日が終わったわ。
幸せを創って終わったわ。

お婆さん2 夜は、創造のための準備を始める。
夜は、新しい時間が始まるまでの時間なの。
この時間を迎えるために、オールドウーマンは、忙しい一日を過ごしている。
毎日、毎日。
子どもたちが、成長するために。

なぜなら、
オールドウーマンは、大地と同じだから。

たくさんの恵みに溢れているから。

(間:音楽の流れに乗せて)
大地は、もっと豊かさを蓄えようとしています。
大地は、いつも私たちを支えようとしています。
その大地に、愛の星;金星が、喜びや幸せのエネルギーを届けているのです。
(少しの間)
大地と同じ、オールドウーマンに、私たちを重ねてみてください。

毎日が、幸せではないかもしれない。
毎日が、愛され愛する日々であるとも限らない。
毎日が、私たちのためにあるのかどうか、それさえもわからないかもしれない。

それでも…
毎日、何かが生まれている。
毎日、何かが育っていく。
苦しいことや辛いこと、
失うものや去って行くものがあったとしても、
哀しみやあわれみのゲートをくぐって…

私たちの人生は、

たくさん声を出して
たくさん声を聴いて
たくさん言葉を交わして
たくさんのことを見つめて
たくさんのことに触れながら

あなたの受け取った愛と、あなたが与えた愛によって、創られているのです…

私たちには、
大地のような愛が授けられているのだから。

そして、いつも幸せはあなたのそばで…愛とともに優しく寄り添っているのです。