◎ 対外的で効果的な自己主張をする

point:実行力/競争力

前の太陽の段階では、1期は人生の基盤を創る、認めてもらえる自分を創ること、2期では、社会的評価を得る、責任を果たすことがテーマでした。

この火星の段階は、人生に勢いがつく時期です。

ですから、力を注ぐ方向を見定め、環境を絞り込んでいくとよいでしょう。

いつもフルパワーでは、年齢的にも対応できなくなって来る頃です。身体も頭も心も、若い時のようにはいかないと感じることも増えていきます。

この時期には、力の使い方を知り、実践していけるようになることを目的として、人生を歩むことがテーマとなります。

「力」

先に特徴として挙げた項目も参照していただくとわかるように、「実行力」です。

何を実行する力か?

例えば、

・自分本位にならないように実行します。自己満足のためだけの実行はしません。

・能動ばかりではなく、受容に対しても積極的になります。

・大人げない競争をやめます。競争の仕方を変えます。競争する相手を変えます。競争する時を変えます。競争する場所を変えます。

火星は、内から外へのエネルギーを象徴する星であるように、この時期は、力を上手に使いこなし人生を進めていく時期ですから、力をどうコントロールするか?ということが大事になってきます。

社会的には、役職を与えられ、何らかの責任を求められる年齢です。キャリアも15年~20年くらいになってくれば、自分流が定着してきている部分も少なからずあるでしょう。

そこで、私たちが気づかないうちに陥ってしまうのが、自信過剰、誇示です。自分のやり方に固執しすぎてしまったり、自己中心的でも許されると勘違いしてしまっていたり…ということにもなります。

キャリアを重ねていくと、注意してくれる人も極端に減り、とたえ注意してもらえたとしても聞き入れ難いものです。

結局、自分で気づかない限り放置され、気が付いた時には時すでに遅し。取り返しがつかないということも少なくありません。特に、この力のエネルギーは、自分が思っている以上に打撃力や破壊力があります。また、力のエネルギーを出せずに、自分の心の中で発散させてしまえば、自分を一番傷を受けることになりますし、他者に発散させれば、他者を一番傷つけることになります。そして、両者が力のエネルギーをぶつけ合うことになれば、当事者だけでなく、周囲を巻き込み傷つけることにもなることもあります。

火星の段階では、自己コントロールのテクニックを磨き、大らかに過ごす木星の段階へ進みやすいように、自己成長させることが大切です。