月と天王星のアスペクト(角度・関係)

*月×天王星のソフトアスペクト*

【↑】 解釈ワード:

心・私生活の改善・改良、聡明、非凡に関心あり、判断力、構築力、抽象への理解、独創的な主張、感覚的、自由な恋愛、社会への適応能力、奇抜なアイディア、チャンスに敏感

【60度】

創造性が豊かで、無難な状況に満足することなく、進歩的で斬新であることを好み、知恵を絞り工夫しようとします。気持ちの切り替えも上手いので、クールでクレバーな印象を持たれることも多いでしょう。

【120度】

一人ひとり個性があり、尊重し合いたいという気持ちがあります。既成概念に捉われることなく、独創的な生き方をする傾向もありますが、感覚的に状況を理解できるので、社会にも適応し、知的能力を発揮することができるでしょう。

*月×天王星のハードアスペクト*

【↓】 解釈ワード:

心・私生活の変化・変革、強情、ヒステリー、突然の心変わり、発作的、神経的負担、結婚の失敗

【90度】

安定に耐えられなくなり、変化を求める傾向があります。また、急に気持ちが変化し、周囲を混乱されることもあります。引っ越しや離婚、変わった生活形態になるなど、試練を重ねて人生を創っていくことになる人も多いでしょう。

【150度】

好みや感じ方が他者と異なることが多く、周囲に馴染めず、孤立を選択することもあります。独自の道を歩む決断をしたり、社会に対し反抗的な生き方をすることもあるでしょう。人と違うことで満たされるでしょう。

【180度】

独創的な感覚のため、周囲に理解されないこともあり、対人関係のトラブルとなることもあるでしょう。しかし、自分の考えを変えることはなく、独自の人生を歩もうとする傾向があります。そのため、対人関係が短期的になりがちです。

【0度】

自分の好みや感覚に対するこだわりが強くなります。周囲からは変わった人と映ることも少なくないでしょう。常に変化を求めるため、人生が急転することもあり、孤独な生き方となる傾向が高くなります。

月について

月は、本当の自分、私生活での自分、感情の状態(安定、不安定)、感受性などを表します。

より身近な関係の中で、表出しやすい性質がわかります。
身近な関係とは、親子、夫婦、親友、長い付き合いの人、自分の方が優位と感じている人など、気を遣わない人との関係のことです。
ただし、たとえ親子であっても、夫婦であっても、本当の自分が出せない、気を遣ってしまうということもありますが、すべての場合、それが問題というわけでもありません。

しかし、苦しいさや辛さを感じている場合は、自分を解放できる環境や時間を持てるように工夫してみることをおススメします。

また、子どもの場合(特に0~7歳)は、太陽星座よりも月星座の性質の方が表れやすいと考えられています。

小学生の場合であっても、月星座の性質はまだまだ強い傾向はあるので、子どもへの理解を深めるためには太陽と月のアスペクトも参考にするとよいでしょう。

天王星について

天王星は、1781年に発見された天体です。肉眼では惑星として断定することができなかったことから、望遠鏡が創られて確認することができた天体です。そのため、天王星は、古典占星術では使われていない天体です。(これ以降発見された海王星、冥王星も同様です。)

天王星の姿は、薄い青(水色)で、凹凸がほとんど見られません。その姿を象徴するように、占星術の解釈には「クール・冷静」という意味合いがキーワードの一つに含まれています。

天王星が私たちに送っているエネルギーは、変化を起こさせようとするものです。

私たちは何となく続けていることや自分の意思や判断で「やめる」と言い出せない、決断できないことがあります。

私たちが歩んでいる道や思考が誤りであることに気づけない時、しびれを切らして変化を起こさせます。都合の良い変化の場合も都合の悪い変化の場合もありますが、いずれの場合であっても、天王星はスピード感を持って影響が出て来るのが特徴です。

・古いものを新しく

・環境や周囲の状況の変化

・思考が一変

そして、先述したように「クール・冷静」ですから、感情に配慮したり、感覚を優先させたりすることはなく、ある意味潔く、ある意味理不尽と感じるような現れ方をします。

しかし、時と空間(環境)は常に動いているので、私たちもそれに従った動きをしなければ生きにくくなってしまうことは想像できると思います。

天王星は、時と空間(環境)に後れを取っていることを教えてくれるエネルギーとも言えるでしょう。

その教えの中には、必ず知恵とすべきことが含まれていると私は考えています。

身の回りの著しい変化を感じたり、事として現れたりした時には、見切る時と捉えてみるとよいでしょう。

自分でできるホロスコープの読み方6-アスペクト

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アスペクトは、実際には、質問の内容や今どんな時期にあるか?などを踏まえて読むことがほとんどです。その場合は、もう少し具体的表現になります。

ここでご紹介した解釈は、基本知識に基づいた私流のアスペクトの読み方になります。

イマジネーションの大切さや、正確さを欠かずに受け止めやすい言葉にすることの難しさを、改めて実感しながら書いています。