アスペクト解釈克服のためのコラム:占星術ホロスコープ/星占い.net

「本質」を手繰るアスペクト

占星術の術法には、「星と星の角度(アスペクト)」を解釈する方法があります。

アスペクトを解釈することで星と星の角度が、どのように機能しているのかがわかります。しかし、アスペクトを解釈することは、占星術の技法の中でも一番高度な方法の一つです。実は、私も学んでいる時は、アスペクトの複雑さに圧倒させられて、臆し挫折しそうになりましたが、次第にホロスコープを見ると「このアスペクトを読んで!次はこれ。」というガイドが見えてくるようになりました。

とは言え、やはり難しいと思うこともある…なので、自分の知識の整理をしようと思いました。

ここでは、「星のアスペクト一覧」で示した「好ましい関係↑」「好ましくない関係↓」をさらに細かく読んでいきます。

アスペクトには解釈の基本となるものがありますが、鑑定や星占いなどでは、サイン(12星座)やハウス(12室)といった要素も含めて解釈しますので、最終的には、読み手がクリエイトした言葉となって表現されます。

自分のアスペクトを知るには、ホロスコープ作成サイトや関連書籍で調べる、占星術師の方に調べていただくなどの必要があります。

ご紹介サイト:

http://www.horoscope-tarot.net/

http://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html

個人の生まれた時のホロスコープに形成されるアスペクトの数も、種類も、人それぞれ個人差があります。

アスペクトが一つもないという人は、まずいないと思います。(ザックリすぎますが、5~20くらいはあると思います。)

アスペクト全体としての数は、果てしないほどの組み合わせがあります。

単純に10天体×10天体=100アスペトだけではなく、2つの星だけではなく3つの星がお互いに意味のある角度を持っている場合もありますし、4つの場合もあります。どの星座にある星と星がアスペクトを取っているのか、どのハウスにある星と星がアスペクトを取っているか…などでも、具体的な解釈は変わってきます。

先の見えない気の遠くなるような作業なので(私にとっては)、アスペクトについての記事を書く決断がなかなできませんでしたが、チャレンジしてみることにしました。

あまり自分を追い込むことなく気長に書いていこうと思っています。

アスペクトって何?と思った方もいるかもしれません。少し事前に知っておきたいと思われた方は、こちらの記事をご覧ください。

自分でできるホロスコープの読み方6-アスペクト

【↑】は、ソフトアスペクトで、好ましいアスペクト=60度・120度の関係

【↓】は、ハードアスペクトで、好ましくないアスペクト=90度・150度・180度

※0度は、【↑】【↓】好ましい作用のことも、好ましくない作用のこともあります。(自身がどのような捉え方をするか、性格や考え方、環境なども関わって大小、強弱の差を持って現れます。)

※150度は、メジャーアスペクトのグループではなく、マイナーアスペクトのグループの角度ですが、私は解釈に加えた方がよいアスペクトだと感じているので加えることにしました。

アスペクトの作用特性

*ソフトアスペクト*

【60度】発展的、協力的、相乗効果、応用力発揮、工夫する力、相手に合わせチェンジ

【120度】調和、安楽、幸運、強化する、和らげる、脂質を高める

*ハードアスペクト*

【90度】葛藤、困難、対立、努力が必要、本来のパワー損失、気づき

【150度】不調和、ギクシャク、自虐的、意識的妥協、摩擦、訓練、教育的

【180度】完成、客観的、対向、緊張、向き合う、自己チェック機能、強行的対外的自己実現

【0度】協調的、同意、統合、合体して強め合う、無自覚、衝動的

このサイトでは、このアスペクトの作用特性を基本として守り、各アスペクトを解釈していきます。

しかしながら、占星術は(占いは)、知識だけで解釈しているものではなく、読み手の創造力、抽出力、調整力、判断力、閃きなどが必要です。

言い方を変えると、読み手によって解釈は変わってくるということです。

ということで、ご紹介する解釈は、「私流アスペクトの読み方」となります。

太陽と月のアスペクト解釈例
太陽と水星のアスペクト解釈例

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