(♓)魚座の水は、海に例えることができます。           

神話の中では、渾沌たる宇宙から天と地が創造され、地球は水の中(海)から大地が生まれたと語られています。

海は地球を包み込み、切れ目がありません。ゆらゆらと揺れ動く水は、陸や岸壁に当たると揺れを戻し対岸向かう…満ち引きを繰り返すことによって、変化する海の表情を創り出しています。

時には、風の作用が波を後押しし渦を創ったり、高波に変化させたり、火の作用によって温度変化を起こし、海面を上下動させることもあります。

そして、月の影響によって、潮の満ち引きが起こり、時の流れに合わせたリズムを刻んでいるのです。

地球の創世記によれば、水の中からすべての生命が生まれたことになります。この揺らぎの中を浮遊しながら成長してきた生命は、宇宙と呼応しながら、それぞれの進化を進め絆を繋げてきたのです。

魚座の人たちは、とても優しく、自分にできることはないだろうか…という献身的な生き方をしたいと思っています。大いなる宇宙の仕組みの中に身を預け、人々を結ぶためのイマジネーションが、いつも人々に寄り添うように揺れ動いています。

想像力が豊かで、現実とは別の世界を創り出していくことも得意で、地球の原初に里帰りするような意識が蘇ってくることもあるのです。